HASTA MAÑANA(アスタ マニャーナ)

 今年、2011年、日本は東日本大震災という大きな試練を被りました。日本中全ての催し物は、この事を考慮せずに実施する事は出来ません。
 私も4月から、東京都の被災地支援の一環で、芸術文化活動の提供事業のプロデューサーとして、宮城県と岩手県の地震、津波で被災した18の市・町で小さな大道芸フェスティバルを開催し、被災された多くの人々と出会い、とても喜んで頂きました。   
 そして人々の、特に子供たちの前向きな明るさに胸を打たれました。津波の後の凄まじい景色、全員が悲しい体験をされているにも拘らず、心から楽しんで頂いているという実感が有りました。人は絶望的な状況ではかえって明るいのです。
HASTA MAÑANA(アスタ マニャーナ)
その時、私はこの言葉が頭に浮かびました。
 全ては明日、辛いこと、嫌なことは明日にして、今は明るく行こう。と云うような意味の言葉です。メキシコ人が良く使います。500年に亘る悲惨な歴史を体験したメキシコの市民が編み出した知恵だと思います。
 今、日本ではあまり良いニュースがありません。HASTA MAÑANA(アスタ マニャーナ)。こんな時こそ『三茶de大道芸』。三茶の街で日常を忘れ、全てを忘れ、明るく、心から楽しんで頂きたいと共に、この明るい陽気なパワーを、被災地にお届けしたいと願っています。
 最後に、一連の被災地ミニフェスティバルでは運営スタッフとして、『三茶de大道芸』のボランティアスタッフが参加し、多大な貢献をしたことをお知らせいたします。
HASTA MAÑANA(アスタ マニャーナ)