2008年9月23日(火)
初めまして、ボランティアスタッフの遙です。
今日14時から、キャロットタワーの地下3階で、商店街用のデコレーションや、路上に展示するアトラクションの設計・創作を行いました。参加初日の私を迎えたのは、窓の無い地下の一室と、流れるジャズ…床と壁に貼られた紫の大幕と紙粘土で作られた不思議なデザインのオブジェ…そして大量のダンボールとガムテープ。今年の三茶De大道芸のテーマでもある「カオス(混沌)」の材料が、そこに待ち構えておりました。
今日は地下3階で繰り広げられたクリエイティブなモグラ達in三茶の活動を報告いたします!
その日、地下3階の窓の無い一室では3チームが商店街や路上を飾る大幕や、アトラクション(絵・飾り・通行人が触ったり入ったりできるオブジェ等)の製作を行いました。
材料はダンボール、発砲スチロール、布、ガムテープ…といった日常的なもの。
日常がいかに
カオス(混沌)を生み出すのか、その思いを胸に皆一体となってそれぞれ作業に没頭していました。今はまだ大幕も下書きの段階。布を壁に大きく張り、プロジェクターでオリジナルの絵を写してその上から白チョークでなぞっていました。他に路上に設置する柱(写真や文章を貼る)や、巨大な一万円札、ダンボールで作る電車等、通行人が一瞬で別世界に連れて行かれるようなデコレーションの企画がまだまだ沢山あり、まさに「カオス(混沌)」にふさわしい出来栄えが期待できます。こらからそれぞれの作品がどのように成長するのか、誰にも予測できません!(企画した本人すら…笑)
「カオスの反対は、システム。こうやって幕やらアトラクションやら置いて、人の意識を分散させる事で、システム化された社会や人間の意識を一時的に解放する。そうすると人間そのものが浮き彫りになる。」
今年のテーマとしたプロデューサーの橋本さんはこう語ります。人は知らぬ間にシステムにしたがって生きている。赤信号になれば止まるし、店の名前があればそれを覚えてまたそこを訪れる。しかし情報がこれだけ多い中、能動的に情報を取りに行くような何かがあってもいい。ならば街が持つ情報を抹消して、人間そのものの本能を浮き彫りにしたい。そんな試みが「カオス」というテーマに現れています。
その日は19時にお開き、近くの居酒屋で皆で飲みに出かけました。
会ったこともない人達が、日の当たらない地下で、笑い合いながら、そこらへんからかき集めた材料を使って一つの物を作る。
人間って、なんだかシュールで、ステキな生き物だと思いませんか?また次号に続きます。
フェスティバル当日まであと25日!